プロセス・ガーデニング
プロセス・ガーデニングという言葉には、「学習や成長のプロセスを育む土壌を耕し、変化の芽を大きく育てていく」という意味が込められています。
変化・成長を支える「場づくり」=「プロセス・ガーデニング」
変化が激しく正解の見えない時代において、人や組織の学習や変化、成長を生み出すためには、外から与えられたゴールや正解に導くのではなく、人々が主体的に関わり合いながら新たな一歩を生成し続ける場やプロセスを育んでいくことが大切です。ヒューマンバリューでは、2006年にそのような生成的な場とプロセスのサポートを「プロセス・ガーデニング」と名付けました。
近年、注目を集める「場づくり」には様々な捉え方があります。たとえば、居心地の良い場・綺麗な空間・優しさやケアといったサポートも1つの場づくりといえます。「プロセス・ガーデニング」にもそのような要素が含まれますが、「人や組織の変化や成長を支える」ことを目的としてより踏み込んだ働きかけを行うことが特徴です。
人や組織の変化・成長のプロセスには正解や決まったパターンはなく、様々な困難や障害を伴います。そのような困難や障害に向き合う人々の心を支え、既存の慣習や雰囲気に揺らぎを与える場をつくり、起きた事象を生かして次の一歩につなげるプロセスを編み続ける、変化のための場づくりが、プロセス・ガーデニングなのです。
・解説記事
プロセス・ガーデニング ─ 庭師の視点で、人と組織の変化を育てる
場づくり ー 目に見えない相互作用を捉え、学習・変化の土壌を耕す