本コースは、人々の主体性と創造性と情熱を解放し、自己組織化を育む組織変革プロセスファシリテーターとしてのあり方や世界観、思考方法を、深い内省と相互作用を通して探求するアドバンスコースです。
組織変革プロセス・ファシリテーター養成コース
- 2019年10月24日(木)~26日(土)、12月18日(水)
- ヒューマンバリュー半蔵門オフィス
本コースは、人々の主体性と創造性と情熱を解放し、自己組織化を育む組織変革プロセスファシリテーターとしてのあり方や世界観、思考方法を、深い内省と相互作用を通して探求するアドバンスコースです。
開催日時 | セッション 2019年10月24日(木) 10:00〜18:00 2019年10月25日(金) 10:00〜18:00 2019年10月26日(土) 10:00〜16:00 リフレクションセッション 2019年12月18日(水) 10:00〜17:00 |
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開催場所 | 東京都千代田区一番町18番地 川喜多メモリアルビル3F ヒューマンバリュー半蔵門オフィス |
講師・ファシリテーター | 兼清 俊光(代表取締役社長 ) |
参加費用 | 350,000円(消費税別途) ※セッションおよびリフレクションセッション(1日)の昼食代、教材費を含みます。 |
認定証 | プラクティショナー養成コース修了後は、本コースで提供したヒューマンバリューのコンテンツを受講者個人が使用できる認定証を発行します。 |
組織変革プロセス・ファシリテーター養成コースの概要
本コースが扱う内容
より深い内省とインタラクション(相互作用)を通して探求を深める本コースが扱う内容は、以下の通りです。
・組織変革を推進するプロセスファシリテーターとしてのあり方、世界観、思考方法を理解する
・根本的で長期的な解決策と、短期的な解決策を同時に推進するためのシステム的なアプローチを理解する
・組織変革プロセスを小さなプロジェクトからより大きなシステムに拡張していく方法を理解する
・今後の実践を通して自分自身をどのように磨き上げていくかの道筋を描く
プログラムイメージ
1日目
組織変革とは、予めデザインしたプロセス通りに推進していくものではなく、最初は考えも及ばないデザインを生み出し続けながらプロセスをリデザインし廻していくプロセスです。そのためにはシステムである取り組みの 3つの拡張プロセスを理解し、関与する人々が自ら阻害する要因を取り除くことが必要です。
◆オープニング・セッション
◆組織変革とは何か?
・組織変革とは
・組織変革と自己組織化
・組織変革と U セオリー
・組織変革とポジティブアプローチ
◆組織変革を実現に導く思考方法=システムシンキング
・組織変革をシステムシンキングで捉えると
・変革は一人から始められる(組織変革に必須の拡張プロセス)
・組織変革にブレーキをかける平衡プロセス
・組織変革を推進するために理解が不可欠なシステム原型
・視座を高め続け、進化し続ける
2日目
組織変革には、コンテンツのコントロール、プロセスのコントロール、そしてフィールド(場・スペース)のコントロールがあります。取り組みを推進する際に知識不足に陥らず中身のクオリティを高めるようなコーチングなどのツールを入れ込みながら、クオリティを高めるコントロールをし、エキスパートモデルではなく人々が自ら高められるようにサポートします。また、 MIT のダニエル・キム氏が提唱している4つの質のシステムをフラクタルに長期的・短期的に扱う必要があるため、もっとも重要になるフィールドのコントロールを理解し、変革のプロセスファシリテーターとしてのあり方を考えます。
◆クライアントに対する変革ファシリテーターのあり方
・クライアントは、最初は組織変革が直接的な目的ではない
・変革ファシリテーターの自己マスタリー
・ビジョンの創出・探究し続け、昇華しつづける
・現実の見方、自分がコントロールできることにフォーカス
・ファシリテーターがコントロールできることは何か?
・変革ファシリテーターの思考パターンと行動パターン
3日目
ファシリテーターとして、クライアントに「変革が推進していることを認知してもらう」というサポートのポイントや先行指標・遅行指標などについて理解します。
◆クライアントとの協働プロセス・アプローチ
・クライアントとのシェアドビジョン
・ミーティングプロセスの基本原則
・チェックイン・状況共有・ダイアログ……
◆組織変革ファシリテーションでは何をマネジメントするのか?
・人々の認知・関心
・支援(知識)不足に陥らせない
◆「変革が推進していること」をどう証明していくか?
・先行指標・遅行指標
・認知の変化・推移をサーベイする
◆クロージング・セッション
受講者の声
セッションの約1週間後に実施したフォローアンケートより一部引用(2017年)
1週間ほど経ったいま、共に取り組んだ組織変革プロセスファシリテーター養成コースを思い返してみてください。一言で言うとしたら、それは自分自身にとってどんな体験だったと言えるでしょうか? そう感じたきっかけや要因には、どんなことがありましたでしょうか。
一言で言うと、思考方法を変えるキッカケをもらった研修。表面的または既に顕在化している課題にのみアプローチするのではなく、根本的な問題への対処を意識して行動するように心掛けている。
一言で言うと、自分の役割意義が鮮明になった体験でした。
これまで社内に点在していた手法の一つ一つの論理・意図の理解ができたことで、弊社における組織活性PRJを継続することの意義が改めて深まり、その中で私がいる意味付けができ、会社に貢献すべきポイントが今までより鮮明になったように感じています。
一言で言うと、自分自身の中を旅しているような体験でした。兼清さんからお話し頂く一つ一つの内容について、自分の考え方や行動原理を探る作業は、自分の心の中の様々な世界を訪れ、答えや方向性を見つけては、また違う世界へ向かうような感じでした。これまでの人生で、これほど深く自問自答を続けた時間はありませんでしたから、そのような深い自問自答が、このように感じた要因だと思います。
組織変革プロセスファシリテーター養成コースに参加する前と後では、何か変化は ありましたでしょうか? それは自分自身の内側の変化かもしれません。また、 誰かの言葉を聴いたときの自分の感じ方の違いかもしれません。もしかしたら、自分の想いや大事にしていることに違いが生まれたかもしれませんし、具体的な自分自身の言動や人々とのかかわり合いかもしれません。ささいな変化でも結構ですので、教えていただけますでしょうか。
職場に戻ると相変わらず厳しい状況が続いていますが、自分がコントロールできないことについて悩むのをやめて、何ができるかをさがすようになりました。それによって、以前より気持ちが安定しているように感じます。
同じ事が繰り返し起こっている現象に対して、どのようなシステムが存在するのか?という視点で考えるようにはなった。
夢や憧れを持って、脇目もふらずに行動していた学生時代が思い出され、気分が明るく前向きになるだけでなく、自分から行動を起こし、世界を作っていきたい気持ちになりました。また、偏見や他意を極力排除し、フラットな気持ちで周りに接したくなり、そのように行動したところ、皆、明るい表情で素直な言葉を繋いでくれるようになり嬉しく感じていますが、何より自分自身が非常に楽だと実感しています。