第2期「パフォーマンスマネジメント革新」研究会 について
パフォーマンス・マネジメントを革新する動きはまだ始まったばかりであり、すでに実践している企業も、取り組みの中から学びを得て、新たなあり方を構築している状況です。例えば頻繁なカンバセーションが大事ということで、いくつかの基本的な問いかけなども明らかになってきましたが、それらが日常の中に埋め込まれて会話されるような組織のカルチャーをどのようにして構築していくのか、また「問い」の違いが協働や主体性にどのような変化をもたらすのかといったことは、実践企業も含めて、まだまだ研究する余地があります。また、先行的な実践企業が共通に感じている課題に、マネジャーの役割やメンバーとの関わり方の変容に伴うマネジャーの学習があります。そうしたマネジャーへの学習をどのように行うことが有効なのかといったことも、今後の研究テーマの1つになるかと思います。そこで、本研究会を第2期も継続して開催し、上述のような具体的なテーマの研究・調査、試行を行うとともに、人や組織のあり方の本質を探求し続けていきたいと思います。
実施期間
2016年6月~2017年3月(全12会合)
第2期研究会の成果
第2期の研究会においては、引き続き文献調査や実践企業の事例調査を行うとともに、No Ratingが持つ意味合いや背景、グロースマインドセットを育むためのカンバセーションのあり方や、マネジャーの役割の変化、人事の関わり方といったテーマについて探求を行いました。その上で、日本における具体的な実践の広がりを目指して、2017年2月15日に「パフォーマンス・マネジメント革新フォーラム2017」を開催し、表層だけでなく、フィロソフィーとセットの変化を生み出すための話し合いを行いました。
参加企業
・株式会社アイ・ラーニング
・アデコ株式会社
・エヌエヌ生命保険株式会社
・エヌ・ティ・ティ都市開発株式会社
・株式会社シェイク
・ギャップジャパン株式会社
・株式会社 Consulente HYAKUNEN
・株式会社博報堂
・株式会社リクルートホールディングス
・日産自動車株式会社
・パナソニック株式会社
・三菱商事株式会社
・株式会社ヒューマンバリュー
各会合の内容
第1会合(2016.6.22)
・昨年度の研究会のリマインド
・研究会のビジョニング(長期的に実現したい状態)
・研究会の進め方検討
第2会合(2016.7.19)
・Performance Management Innovation Conferenceの共有・ダイアログ
・今後の研究テーマ、探求の方法、チャレンジの検討
第3会合(2016.8.9)
・ここまでの学び・気付きのダイアログ
・研究プランの再検討
第4会合(2016.9.1)
・ノーレイティングの本質的意味の探求
・グロース・マインドセットとその高め方についての探求
第5会合(2016.10.4)
・カンバセーションについての深掘り
・グロース・マインドセットを高める問いの探求
第6会合(2016.11.2)
・SIOP Leading Edge Consortiumの共有・ダイアログ
第7会合(2016.11.22)
・テーマ別の検討
・NeuroLeadership Summitの共有・ダイアログ
第8会合(2016.12.21)
・ここまでの総括と探求テーマの共有
・テーマ別の検討(OST形式)
第9会合(2017.1.17)
・Performance Management Summitの共有・ダイアログ
・ロングセッションの内容共有
第10会合(2017.1.31)
・フォーラムに向けた検討と準備
第11会合(2017.2.15)
・フォーラムの開催
第12会合(2017.3.10)
・フォーラム及び研究会の振り返り
・今後に向けた検討