第7期「パフォーマンスマネジメント革新」研究会 について
第6期の研究会では、ピープルセンタードへのパラダイムシフトの考え方や方向性の探求に加え、コロナ禍において変容している人々の働き方・価値観にフォーカスし「ポストコロナ時代のマネジメント」をテーマに探究してまいりました。
いま、ピープルセンタードへのパラダイムシフトはさらに勢いを増しており、日本でも2020年に人材版伊藤レポートが出されるなど広がりを見せています。
その背景には、財務諸表には載っていない非財務情報が企業価値の大きな割合を占めるようになるなど、企業価値の向上の源泉が無形資産を生み出す「人」になってきている中で、ピープルセンタード的なフィロソフィーに基づいて「人」を適切にマネジメントしている企業群が高い価値を創造してきたということが挙げられます。
10年前においては、いわゆる「人的資本経営」の実践やピープルセンタードへの移行は、意志を持った企業の主体的な選択という側面がありましたが、今ではこれが淘汰圧に変わり、多くの企業はピープルセンタードへの移行を迫られていると言っても過言ではない状況になってきています。今後、企業価値の向上に向けて、人的資本も含めた非財務情報の開示はますます広がっていくことが予想されます。
創造したい社会価値は何か、その価値創造を支える企業文化の実現には何が必要なのか、社員を含めたさまざまなステークホルダーと対話し、地に足をつけた一貫性のある変革を進める上で、経営者や人事の向き合い方がこれまで以上に問われていると言えるのではないでしょうか。
そこで、第7期は「ピープルセンタードの観点から「企業のパフォーマンスとは何か?」を捉え直し、そのパフォーマンスをマネジメントする術・人事、そして経営のあり様を探究する」をテーマに、起きている変化を見つめ、これからの企業・組織マネジメントにおける大切なポイント・レバレッジを探究してまいります。
実施期間
2022年4月~2023年2月 (全9会合)
参加企業
・アデコ株式会社
・アレクシオンファーマ合同会社
・ウシオ電機株式会社
・小田急電鉄株式会社
・株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン
・太陽ホールディングス株式会社
・日産自動車株式会社
・パナソニックオペレーションエクセレンス株式会社
・パナソニック株式会社
・福島トヨペット株式会社
・ブラザー工業株式会社
・株式会社リクルート
・ヤマハ発動機株式会社
各会合の内容
第1会合(2022.4.28)
・第7期研究会の全体像や流れの共有、「パフォーマンスとは何か?人事・マネジメントのあり様」についての各社の状況共有、第7期研究会で実現したいことのアイデア共有
第2会合(2022.6.6)
・海外カンファレンスの情報から起きている変化の背景にある本質を探究する
第3会合(2022.7.21)
・世の中に起きている変化の背景にある本質を探究する
第4会合(2022.9.5)
・パフォーマンスとは何か?
社会的な変化に対する向き合い方の探究・学びの共有
第5会合(2022.10.17)
・マネジメント・人事のあり様について
実践事例や情報の共有と検討
第6会合(2022.11.18)
・マネジメント・人事のあり様について
実践事例や情報の共有と検討
第7会合(2022.12.16)
・マネジメント・人事のあり様について
実践事例や情報の共有と検討
第8会合(2023.1.20)
・マネジメント・人事のあり様について
実践事例や情報の共有と検討
第9会合(2023.2.20)
・第7期全体の振り返りと学び・気づきのハーベスティング
・今後に向けた検討