コンピテンシーを活用したトレーニングの基本~効率的な事業運営に役立つ研修開発の実践ガイド~
- 発売日:2016年1月15日
- 著者:ウィリアム・ロスウェル、ジェームズ・グラバー
- 監修者:平田謙次
- 翻訳者:日本イーラーニングコンソシアム
- 価格:定価3,080円(本体2,800円+税10%)
- 出版社:株式会社ヒューマンバリュー
- 規格:変形A5版 202ページ
- 書籍形式:単行本
著者によるとコンピテンシーとは、「期待に沿ったもしくは顕著に高いパフォーマンスを出している個人のさまざまな特徴を示す言葉」です。
書籍のタイトルでもある「コンピテンシーを活用したトレーニング」の目的とは、優れたパフォーマーの知識、スキル、能力などをモデル化し、他の個人もそれらを高められるよう支援することです。
本書では、個人の学習や成長を促進するために、自社でのトレーニングや学習機会を提供していく中でコンピテンシーモデルについて理解し、普及、展開していく方法を紹介しています。
具体的には、組織の運営に必要となるコンピテンシーの特定、コンピテンシーを用いた学習ニーズの決定やトレーニングの設計、コンピテンシーモデルの開発プロセスの基礎知識などについてまとめられています。
また、コンピテンシーのアセスメントプロセスを単純にし、管理を可能にするためのアドバイスや、コンピテンシーベース学習を導入する際に組織のステークホルダーにその価値を伝える方法といった、実践的なことにも触れられています。
効率的な事業運営に直接関わってくるコンピテンシーについての知識を獲得する第一歩としてお役立ていただきたい一冊です。
なお、本書は「ATDグローバル・ベーシック・シリーズ」の9冊目です。ヒューマンバリューでは、日本の人材開発・組織開発・パフォーマンス改善に携わる方々に、グローバル企業で使われている言葉や概念を理解していただく一助になればと願い、ATDグローバル・ベーシック・シリーズを日本で刊行することにいたしました。今後も、ATDで紹介されている人事・人材開発の基本となるコンセプトをまとめたベーシック・シリーズを随時、翻訳・出版していく予定です。
※ATD(Association for Talent Development)は、世界最大の人材開発の機関です。以前はASTD(American Society for Training and Development)という名称で活動していましたが、人材開発の役割の広がりやグローバルな活動への広がりというミッションに合わせて、2014年に改名しました。