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TechLearn2001の構成

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TechLearn 2001カンファレンスの構成は以下の通りであった。

1.Pre-Conference Workshop

カンファレンス本番の始まる事前(10月28日)に、7つのPre-Conference Workshopが開かれた。主な講師は、本カンファレンスの主催者で、Masie Centerの代表であるElliott Masie、サンディエゴ州立大学における教育工学の第一人者であるAllison Rossett、Creative Training Techniques Newsletterの編集者で、”the trainer’s trainer”として有名なBob Pikeなどであった。全てのワークショップは、half-dayで行われ、通常のセッションよりも特定のテーマに関して深く議論することができるようになっていた。

2.基調講演 本年度は以下の9人により、6つの基調講演が行われた

・カンファレンスの議長であり、Masie Centerの代表であるElliott Masie
・フォーク・シンガーであり、Operation Respectという慈善団体を設立した元Peter Paul & MaryのPeter Yarrow
・General Electric社の元CEO兼会長、Jack Welch
・マクドナルドのWorld-wide Training及びLearning and DevelopmentのVice PresidentであるPatricia Crull
・ジャズ・ミュージシャンのArturo Sandoval
・Harvard Law Schoolの教授であり、初のサイバーコース”Privacy in Cyberspace”を推進したArthur Miller
・Worldwide Learning Strategies at Autodesk, Inc.のディレクター、Wayne Hodgins
・JP Morgan ChaseのEラーニング・マネージャー、Peter Jones
・「1分間マネージャー」シリーズの著者、Ken Blanchard

3.ブレークアウト・セッション 約280に及ぶセッションが行われた。

ブレークアウト・セッションは大きく分けると以下の3つに分類されている。

・パネル・ディスカッション
・ケース・スタディ
・スポンサー(ベンダー)によるPRセッション

4.ブース展示

TechLearnでは、EXPOでの営利スポンサー企業によるブース展示は一切行われておらず、代わって主催者であるElliott Masieとつながりのある非営利団体のブースが、協賛団体として展示されていた。ブースを出展していた団体には主に以下のようなものが挙げられる。

・NAM(National Association of Manufactures)
・The Center for Association Leadership
・CEdMA(Computer Education Management Association)
・ISA(Instructional System Association)
・CompTIA(the Computing Technology Industry Association)

ブース展示の様子

5.E-Lab

参加者が自由にインターネットにアクセスでき、またTechLearn独自のイントラネットを活用できるE-Labが別室にて開催された。イントラネットの中には、セッション・ハンドアウトや、Masie Centerによるベンチマーク調査結果、あるいはEラーニング商品の紹介やデモが用意されており、参加者が思い思いにアクセスして体験することができた。

E-Lab にてイントラネットにアクセスする参加者たち

6.TechLearn2001の参加者数

本年の参加者数は以下の通りとなっている。

参加者について

私たちは人・組織・社会によりそいながらより良い社会を実現するための研究活動、人や企業文化の変革支援を行っています。

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