インサイトレポート

そのときどきのトピックについて、ヒューマンバリューのメンバーがまとめた雑誌掲載記事などの考察をご覧いただけます。

2021.12.17組織開発

誰の組織?-公共哲学における集合的意思決定

2021.11.26インサイトレポート

【Co-creation Career】共創によるキャリア開発

【Co-creation Career】共創によるキャリア開発 〜 変化の時代の中で、キャリア開発のあり方を問い直す 〜 人生100年時代と言われる今日、キャリア開発は変化の局面を迎えています。働く一人ひとりの価値観や仕事観は多様化し、組織の人材マネジメントも変化が求めれています。社会的な変化の機運は高まる一方で、職場でのキャリア開発の現実に目を向ければ、閉塞感を感じる場面も少なくありません。本レポートでは、職場におけるキャリア開発のあり方として「Co-creation Career」という考え方を打ち出し、これからのキャリア開発の実践やアプローチを考えてみたいと思います。 執筆:株式会社ヒューマンバリュー 内山 裕介 目次 1. はじめに:変化の時代における、キャリア開発のあり方とは 2. キャリア開発の変化の潮流 3. 生成的キャリア開発を実現していくためのアプローチ 4. 終わりに:Co-creation Careerのさらなる探求に向けて

2021.10.25組織開発

アジャイル組織開発とは何か

株式会社ヒューマンバリュー 会長 高間邦男 ソフトウエア開発の手法として実績をあげてきたアジャイルの考え方は、一般の企業組織にも適応可能で高い成果を期待できるところから、最近では企業内の様々なプロジェクトにアジャイルを取り入れる試みが見られるようになってきました。また、いくつかの企業では企業全体をアジャイル組織に変革させるという取り組みが始まっています。本稿ではこういったアジャイルな振る舞いを組織に取り入れていくための様々なアプローチを整理してみたいと思います。

2021.10.11組織開発

アジャイルな組織づくりとITインフラ課題

2021.10.01カンファレンスレポート

<HCIバーチャル・カンファレンス2021:Create a Culture of Feedback and Performance参加報告> 〜「フィードバック」を軸としたパフォーマンス向上の取り組み〜

2021年 6月 30日に、HCIバーチャル・カンファレンス「Create a Culture of Feedback and Performance(フィードバックとパフォーマンスのカルチャーを築く)」が開催されました。

2021.09.24組織開発

自律分散型組織のさまざまなモデル

プロセスガーデナー 清成勇一 次世代の組織運営として、自律分散型・自己組織化・アジャイルなどのエッセンスを取り入れた組織形態・運営が、全世界で今なお進化し続けています。 筆者は、学生時代に「学習する組織」という理論に出会い、そこに管理・コントロールを主体とした組織運営ではなく、一人ひとりの主体性と情熱が発揮される組織運営の可能性を感じ、学習する組織づくりを実践しているヒューマンバリュー社に入社しました。仕事に携わる中で、「自己組織化」というキーワードに触れ、「組織の中で、どのようにして自己組織化を実現するのか?」という問いを持ちながら、「自律分散型組織」を調査・研究し始めました。 本テーマは、「自律分散型組織のさまざまなモデル」です。筆者の探求の旅路の中で出会ったモデル、得られた気づきやインサイトを紹介することで、「自律分散型組織とは何か?」「運営する上では何が大切なのか?」などについて関心をお持ちの方が、自律分散型組織の概要を知る一助となれば幸いです。

2021.08.27インサイトレポート

コラム:『会話からはじまるキャリア開発』あとがき

ヒューマンバリューでは、2020年8月に『会話からはじまるキャリア開発』を発刊しました。本コラムは、訳者として制作に関わった私(佐野)が、発刊後の様々な方との対話や探求、そして読書会の実施を通して気づいたこと、感じたことなどを言語化し、本書の「あとがき」として、共有してみたいと思います。

2021.07.29インサイトレポート

ラーニング・ジャーニーが広げる学びの可能性〜『今まさに現れようとしている未来』から学ぶ10のインサイト〜

過去に正しいと思われていたビジネスモデルや価値観が揺らぎ、変容している現在、「今世界で起きていることへの感度を高め、保持し続けてきたものの見方・枠組みを手放し、変化の兆しが自分たちにどんな意味をもつのかを問い続け、未来への洞察を得る」ことの重要性が認識されるようになっています。 そうした要請に対して、企業で働く人々が越境して学ぶ「ラーニング・ジャーニー」が高い効果を生み出すことが、企業の現場で認められるようになっています。 本コラムでは、知識中心から「ラーニング・ジャーニー」へ、学びのあり方をシフトさせる意味を紹介し、これまでヒューマンバリューで取り組んできたラーニング・ジャーニーの実践例を振り返りながら、取り組むための重要なポイントや、そこからどんなインサイト(洞察)が得られるのかを整理してみたいと思います。(取締役主任研究員 川口 大輔)

2021.07.20エンゲージメント

これからの組織が目指す、人と組織の関係性 〜エンゲージメント・モデルの再検証より〜

人と組織の関係性が大きく変わろうとしている今日、あらためて「エンゲージメント」の概念が注目されています。ヒューマンバリューでは、これまで十数年にわたって蓄積してきたエンゲージメントに関する知見をベースにリサーチを行い、エンゲージメントのあり方を再検証しました。 本レポートでは、リサーチを通して構築したモデルを紹介しながら、いまとこれからの「人と組織の関係性」について考えます。

2021.07.19組織開発

不確実な時代において、なぜ自律分散型組織が効果的なのか?

自律分散型組織については、1990年初頭に登場した「学習する組織」の中で、その必要性や有用性が語られて以降、変革の機運が高まり、様々なプラクティスが生まれてきました。一方、多くの企業は未だに中央集権的なマネジメント構造に基づいた組織運営から脱却することの難しさに直面しているものと思います。しかしながら、COVID-19の世界的なパンデミックをはじめ、社会的な文脈が大きく変わっていく流れの中で、これからの時代に即した組織運営の変革に取り組むことは、いよいよ待ったなしとなってきました。そこで、あらためまして、このタイミングで、不確実な時代において自律分散型組織を創っていくことの効果やその本質について考えてみたいと思います。