学習と人的資源管理
真に効果的な学習は全体の人的資源管理戦略と統合されなければなりません。人的資源と財務支援アプリケーションの組み合わせのように、学習管理と他のエンタープライズシステムの間の高いレベルでの統合はこの現実を反映しています。統合アプローチを有する企業は彼らの学習目的とビジネスのゴールをともに考慮し計画でき、またボトムラインに学習のインパクトを与えることもできます。このセッションでは、学習のインパクトについて討議し、どのようにラーニング・オーガニゼーションが彼らの戦略に学習目的を取り込み、テクノロジーを成功へのレバレッジとするかを発見します。
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概要
ラーニング・マネジメント・システムとERPの統合を目指すべく、Eラーニング市場に参加したSAP社のプレゼンテーション。50人程度の会場の半分ぐらいの席が埋まっていた。
内容
人的資源管理とは?
定義:組織のゴールに必要なスキルとナレッジを、ひきつけ、習得し、開発し、留めるプロセス
人的資源管理のトレンド
・50%のワークフォースは3年以内にリタイヤするであろう。(知識の陳腐化という意味も含む)
・若手はテクノロジーに好感を持っており、セルフサービスのアプリケーションが求められる。
・テクノロジーを有することがリクルーティングへの新しいアプローチとなる。
・パフォーマンス管理が強調されており、バランス・スコア・カードなどにおける測定可能な指標がキーとなる。
・経済状況の圧迫が人市場に変化をもたらす。
LMSを超えたラーニング・オーガニゼーションのためのツール
真に成功するラーニング・オーガニゼーションは学習と成長の目的をビジネスプランと統合し、それらのゴールに対するパフォーマンスを測定する解決策を導入する。 よってLMSは以下のツールと統合されるべきである。
・HRIS
・財務システム
・ポータル戦略
・コンテンツ・マネジメント
・ビジネス・インテリジェンス
・バランススコア・カード
SAP社のラーニング・インテグレーションの紹介
ここからはSAP社の提唱するラーニング・マネジメント・システムのサービスの紹介であり、以下のような点が注目すべきポイントとして挙げられていた。
・コンテンツ・マネジメント・システムとの統合
・SAP社のHuman Resource Management用のERPソフトとの包括的な管理
・バランススコア・カードによるアプローチ
所見
Eラーニングビジネスに参入したSAP社のラーニング・マネジメント・システムに関するプレゼンテーションであった。ERPとLMSの統合という点が強く強調されていたように思うが、これはこれまでSAP社が提供してきたHRMのERPとLMSを包括的に統合し、人的資源配置等の戦略にLMSを役立てようということであり、スキル・ギャップ・アナリシスと基本的にコンセプトは同じだということであった。
Harry West, SAP