学習ポートフォリオの多様化:機能するブレンデッド・ラーニング
ブレンデッド・ラーニングにより、学習者は正しいコンテンツに、適した時に、正しい方法にてアクセスすることが可能となります。このセッションではILT、TBT、WBT、Chats、Forums、Coaching、Mentoring、Reference Material、さらに様々なタイプのパフォーマンス・サポートを用いたブレンデッド・ラーニング・モデルを開発するためのヒントや戦略を取り上げます。次のようなよくある質問に対する答えを探し出します。
・informational needsとinstructional needsの違いに注意を払うことがどれほど重要か?
・なぜ受講者の学習傾向と好みを考慮しなければならないのか?
・最も適した配布方法を決めるのにどのような技術が使用されるべきか?
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概要
オラクルの提唱するブレンデッド・ラーニングの説明によるセッション。ブレンデッド・ラーニングへの関心の高さもあり、100名ほどの会場はほぼ8割方埋まっていた。
内容
オラクルの提唱するブレンデッド・ラーニングの形態
学習は以下のサイクルで行われる。
そして、この学習サイクルの全てのフェーズにおいて効果的な学習の提供がされなければならない。
1.Acquire(習得)のフェーズにおいて効果的な学習形態
WBT(同期、非同期)、TBT(CD-ROM等)、ILT-Class
2.Apply(応用)のフェーズにおいて効果的な学習形態 Practice Scenarios(ケーススタディ)
Live system demo、Practice in training instance
3.Collaboration(協働)のフェーズにおいて効果的な学習形態
Live office(e-coaching)、Chat、Forum
4.Validate(評価)のフェーズにおいて効果的な学習形態
Lesson level and course level assesment、Post training assessment
5.Demonstrate(実践)のフェーズにおいて効果的な学習形態
Job-aid、Online Support
これらの学習形態を各フェーズごとに効果的に組み合わせることがブレンデッド・ラーニングを機能させるために必要である。
その際に考慮すべき点としては
What is being delivered?(何を)
Who is being delivered?(誰に)
How is being delivered?(どのように)
◇プログラムの例(ERPコース):
同じERPのコースも対象者によってブレンドの仕方が異なる。
◇スケジュールの例:
12 Week E-learning FastTrack
ILT: Instructor Led Training in Class
OH/EC: Live Office Hours for the entire week, Recorded eClass
EC: Recorded eClass session for noted week in Study Guide
Open: OFF week
所見
ブレンデッド・ラーニングを行うにあたってのフレームワークをわかりやすく紹介していた。できればそのフレームワークを活用した実際の事例、及びその結果どういう成果が得られたかまでの解説が欲しかった。
カンファレンスセッションの紹介:Tech Learn2001年
Mike Densley, Oracle Corporation Ken Goldwasser, Oracle Corporation