GROW THE PIEの探究

『GROW THE PIE』著者アレックス・エドマンズ氏から日本の読者へビデオメッセージ

『GROW THE PIE』の著者アレックス・エドマンズ氏より、本書が書かれた背景とともに、本書で提唱されているパイコノミクスの価値や、日本での可能性について、日本読者に向けてメッセージをいただきました。

アレックス・エドマンズ氏 プロフィール

ロンドン・ビジネス・スクールのファイナンスの教授で、公益を実現するためのビジネスの再構築という分野の第一人者。世界経済フォーラム、年次総会(ダボス会議)での講演、英国議会での証言の経験があり、TEDトーク「What to Trust in a Post- Truth World(ポスト真実の世界で何を信じるか)」、TEDトークの「The Pie-Growing Mindset (パイ拡大のマインドセット)」および「The Social Responsibility of Business(ビジネスの社会的責任)」は、合計250万回視聴されている。彼は投資家フォーラムの非業務執行取締役を務め、ロイヤル・ロンドン・アセット・マネジメントの責任投資諮問委員会のメンバーである。ペンシルベニア大学ウォートン校およびロンドン・ビジネス・スクールで24の教育賞の受賞歴があり、2021年にはポエッツ・アンド・クオンツの年間最優秀教授に選出された。フルプライト奨学金を得てマサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号を取得し、過去にはペンシルベニア大学ウォートン校の終身教授、投資銀行モルガン・スタンレーでパンカーを務めた経歴を持つ。著書『Grow the Pie: How Great Companies Deliver Both Purpose and Profit』は、フィナンシャル・タイムズ紙の「2020年 ベストビジネス書」に選ばれ、同紙「持続可能なファイナンス教育における優秀賞」を受賞。同書は、アラビア語、中国語、フランス語、イタリア語、日本語、韓国語、ポルトガル語、ロシア語、トルコ語に翻訳されている。

リンク

私たちは人・組織・社会によりそいながらより良い社会を実現するための研究活動、人や企業文化の変革支援を行っています。

関連するレポート

次世代リーダーシップ創造に向けたシステム思考学習の可能性〜東京都立日比谷高等学校における実践から考える〜

2024.11.05インサイトレポート

株式会社ヒューマンバリュー 主任研究員 川口 大輔 システム思考は、複雑な問題の本質を理解し、長期的な視野から変革やイノベーションを生み出していく考え方であり、社会課題にあふれた現代に生きる私たちに必須の思考法です。 ヒューマンバリューでは、これまで長年にわたりビジネスパーソンに対してシステム思考を広げる取り組みを行い続けてきましたが、今回、東京都立日比谷高等学校の生徒19名に対して、システム

【Rethink -組織開発を再考する対話会 実施レポート】第4回:OSTの体験から、自律分散・自己組織化型の変革を考える

2024.08.28インサイトレポート

【Rethink:組織開発を再考する対話会】の第4回目を、2024年7月9日(火)にオンラインで実施しました。今回のテーマは、「OSTの体験から、自律分散・自己組織化型の変革を考える」でした。本レポートでは、対話会当日の様子や参加者の皆さま同士の対話から生まれた気づきをご紹介できればと思います。

編集後記:ビジネスパラダイムの革新に向けて、私たちにできること

2024.07.10インサイトレポート

ここまで5編にわたり、『GROW THE PIE』をお読みいただいた山口周氏のインタビューを掲載しました。ビジネスのあり方を考察し続けてきた山口さんとの対話は、日本企業の現在地をクリティカルに見つめ直す機会になり、GROW THE PIEの実践に向けて様々な気づきがありました。 最後に、編集後記として、インタビューの感想を交えながら、ビジネスパラダイムの革新に向けて私たちにできることは何か、現在

パイの拡大を導く、リーダーの思考様式と在り方とは(ビジネスパラダイムの再考 vol.5)

2024.07.10インサイトレポート

アレックス・エドマンズ氏の『GROW THE PIE』を読まれた独立研究家の山口周氏に、書籍の感想とともに、これからのビジネスパラダイムについてインタビューを行しました。(山口周氏 Interview Series) 本記事は、そのVol. 5となります。 今回は、パイの拡大や持続可能な社会の実現に向けて、企業リーダーにとって大切となる思考様式や在り方について語っていただきます。 Index

日本企業のパーパス経営を問い直す(ビジネスパラダイムの再考 vol.4)

2024.07.10インサイトレポート

アレックス・エドマンズ氏の『GROW THE PIE』を読まれた山口周氏に、書籍の感想とともに、これからのビジネスパラダイムを探究するインタビューを行いました。(山口周氏 Interview Series) 本記事は、そのVol. 4となります。 前回は、ビジネスにおけるヒューマニティの重要性を語っていただきました。 今回は「パーパス経営」を切り口にして、企業経営のあり方を考えていきます。

ビジネスにヒューマニティを取り戻す(ビジネスパラダイムの再考 vol.3)

2024.05.08インサイトレポート

アレックス・エドマンズ氏の『GROW THE PIE』を読まれた山口周氏に、書籍の感想とともに、これからのビジネスパラダイムを探究するインタビューを行いました。(山口周氏 Interview Series) 本記事は、そのVol. 3となります。 前回語られた、日本社会や日本企業の課題。 それらを乗り越えるために、ビジネスはどんなアプローチを取るべきか、どのように取り組むべきかについて、語っ

社会課題を乗り越える、ビジネスパラダイムを問い直す 〜 山口周氏は、『GROW THE PIE』をどう読んだか 〜

2024.05.08インサイトレポート

経済とビジネスの前提から、企業のあり方を問い直す(ビジネスパラダイムの再考 vol.1)

2024.05.08インサイトレポート

アレックス・エドマンズ氏の『GROW THE PIE』を読まれた山口周氏に、書籍の感想とともに、これからのビジネスパラダイムを探究するインタビューを行いました。(山口周氏 Interview Series) 本記事は、そのVol. 1となります。 まず最初に、書籍の感想も交えて、これからの経済や企業のあり方について語っていただきました。 Index - 社会価値と経済価値を統合する、パイ拡

日本社会の課題に向き合う(ビジネスパラダイムの再考 vol.2)

2024.05.08インサイトレポート

アレックス・エドマンズ氏の『GROW THE PIE』を読まれた山口周氏に、書籍の感想とともに、これからのビジネスパラダイムを探究するインタビューを行いました。(山口周氏 Interview Series) 本記事は、そのVol. 2となります。 前記事で語られた、これからの経済・企業のあり方。 それらを踏まえ、今日の日本社会や日本企業に起きている課題について、語っていただきます。  In

組織開発を再考する<第4回>オープン・スペース・テクノロジーの現代における意味を考える〜自己組織化の学習フィールドとしてのOST〜

2024.04.23インサイトレポート

株式会社ヒューマンバリュー 取締役主任研究員 川口 大輔 2024年3月、組織開発の大家であるハリソン・オーエン氏がご逝去されました。オーエン氏は、対話型組織開発の代表的な方法論の1つである「オープン・スペース・テクノロジー(OST)」の創始者として知られています。 OSTは、数人から数千人までの人々が自己組織化して、複雑な課題解決に取り組むことを可能にするラージスケール・ミーティングの

もっと見る