本連載では、学習する組織や組織開発の考え方や洞察をビジネスの文脈に照らし合わせて、短いコラムとして紹介しています。今後の組織づくりに役立つヒントやインスピレーションを得る機会となれば幸いです。
インサイトレポート
そのときどきのトピックについて、ヒューマンバリューのメンバーがまとめた雑誌掲載記事などの考察をご覧いただけます。
2025.02.13インサイトレポート
ビジョンは「浸透」させるもの?<学習する組織ショート・コラム第1回>
2025.01.28インサイトレポート
変革を具現化するアプローチ ―人事評価制度を通じて、変革をどのように具現化するか(Chapter 3)
株式会社ヒューマンバリュー 阿諏訪 博一、内山 裕介 前章では、今日の人事評価制度をめぐる、変化の潮流を明らかにしました。ビジネス環境に対応するように、今日の人事評価制度のあり方は、パフォーマンス・マネジメントのツールへと変化しています。 本章では、実際に自社の人事評価制度改革に取り組むプロセスについて、大切になるポイントを解説します。 変化の潮流は参考になる一方、人事評価制度はOne size fits oneと言われるように、企業によって、実現したいマネジメントや仕組みは異なるものです。自社の実現したいマネジメントに適した人事評価制度を構想するには、どのように検討を進めるとよいでしょうか。 また、設計された人事評価制度はあくまでツールであり、それ自体が変化を生み出すわけではありません。新たな仕組みを形骸化させることなく、現場での運用を通して実現したい状態への変革につなげるには、どのように取り組みを進めることが大切でしょうか。 そこで本章では、変革を具現化するアプローチとして、押さえたい5つの観点をご紹介していきます。 1. 3層の整合性を図る 2. 人組織の課題を構造的に捉えてアプローチする 3. 他施策とのコヒーレンスを高める 4. ピープルセンタードのパラダイムで、共創的に変革を進める 5. 対話を通じた生成的アプローチをとる
2025.01.28インサイトレポート
今日の人事評価制度のあり方とは ―人事評価制度を、パフォーマンス・マネジメントのツールへと刷新する(Chapter 2)
株式会社ヒューマンバリュー 阿諏訪 博一、内山 裕介 変化の激しいビジネス環境において、従来の人事評価制度が時代遅れとなる今日、多くの企業や自社の仕組みを再考しています。企業によって具体的な仕組みは様々ですが、先行して変革を進める企業の実践に、共通する変化の潮流はあります。 本章では、人事評価制度のあり方とともに、その先にあるマネジメント変革と人と組織のパラダイムシフトについて、今日起きている潮流を明らかにしていきます。 1. 人事評価制度のあり方の転換 2. 人事評価制度改革の先にある「マネジメント変革」 3. 変革の根底にある「人と組織のパラダイムシフト」
2025.01.28インサイトレポート
人事評価制度をめぐる、企業変革の課題 ―変革は、どのように行き詰まるのか(Chapter 1)
株式会社ヒューマンバリュー 阿諏訪 博一、内山 裕介 今日、ビジネス環境の変化に対応するように、多くの企業が自社の人事評価制度のあり方やその仕組みについて、再考を進めています。本レポートでは、今日の人事評価制度の変化の潮流を考察し、実際に変革を具現化していくアプローチについて解説していきます。 まず本章では、その探究の出発点として、日本企業の人事評価制度改革をめぐって、どのような課題が起きているのか、私たちの考察を共有していきます。 多くの企業が、自社の人事評価制度に関わる変革に取り組む一方、現実ではその取り組みが行き詰まっているケースも少なくありません。 そこでまず前半に、人事評価制度改革の検討のうえで大切な視点になる「3層モデル」について解説し、後半では、その視点を踏まえて、人事評価制度をめぐって起きがちな変革の行き詰まりについて、課題を考察していきます。 1. 人事評価制度と企業変革 ー人事評価制度と、どのように向き合うべきか 2. 典型的な3つの変革課題 ー人事評価制度改革を進めるにあたっての課題仮説 3. 変革課題を乗り越えるには
2025.01.14インサイトレポート
『GROW THE PIE』フォーラム第2回 実施レポート(前編) <持続可能な経済・企業経営を、「動的な学び」で実現する〜ラーニング・ソサイエティ〜>
本レポートでは、2024年11月28日に開催された『GROW THE PIEフォーラム:持続可能な経済・企業経営を「動的な学び」で実現する 〜ラーニング・ソサイエティ〜』(リアル&オンライン開催)の内容をダイジェストで紹介しています。本ページはその前編となります。「人・事業・社会の価値を創発する(パイを拡大する)これからの学びのあり方」について、4名の実践から探求を深めた様子をぜひご覧ください。 ※後編をご覧になりたい方はこちらから 『GROW THE PIE』フォーラム第2回 実施レポート(後編) <持続可能な経済・企業経営を、「動的な学び」で実現する〜ラーニング・ソサイエティ〜>
2025.01.14インサイトレポート
『GROW THE PIE』フォーラム第2回 実施レポート(後編) <持続可能な経済・企業経営を、「動的な学び」で実現する〜ラーニング・ソサイエティ〜>
本レポートでは、2024年11月28日に開催された『GROW THE PIEフォーラム:持続可能な経済・企業経営を「動的な学び」で実現する 〜ラーニング・ソサイエティ〜』(リアル&オンライン開催)の内容をダイジェストで紹介しています。本ページはその後編となります。「人・事業・社会の価値を創発する(パイを拡大する)これからの学びのあり方」について、4名の実践から探求を深めた様子をぜひご覧ください。 ※前編をご覧になりたい方はこちらから 『GROW THE PIE』フォーラム第2回 実施レポート(前編) <持続可能な経済・企業経営を、「動的な学び」で実現する〜ラーニング・ソサイエティ〜>
2024.11.05インサイトレポート
次世代リーダーシップ創造に向けたシステム思考学習の可能性〜東京都立日比谷高等学校における実践から考える〜
株式会社ヒューマンバリュー 主任研究員 川口 大輔 システム思考は、複雑な問題の本質を理解し、長期的な視野から変革やイノベーションを生み出していく考え方であり、社会課題にあふれた現代に生きる私たちに必須の思考法です。 ヒューマンバリューでは、これまで長年にわたりビジネスパーソンに対してシステム思考を広げる取り組みを行い続けてきましたが、今回、東京都立日比谷高等学校の生徒19名に対して、システム思考を学習する場を提供する機会に恵まれました。 本レポートでは、その場から得られた気づきやインサイトを振り返りながら、未来を担う次世代リーダーが、若いうちからシステム思考に触れ、意図的に高めていくことの意義や可能性について考えてみたいと思います。
2024.08.28インサイトレポート
【Rethink -組織開発を再考する対話会 実施レポート】第4回:OSTの体験から、自律分散・自己組織化型の変革を考える
【Rethink:組織開発を再考する対話会】の第4回目を、2024年7月9日(火)にオンラインで実施しました。今回のテーマは、「OSTの体験から、自律分散・自己組織化型の変革を考える」でした。本レポートでは、対話会当日の様子や参加者の皆さま同士の対話から生まれた気づきをご紹介できればと思います。
2024.07.10GROW THE PIEの探究
編集後記:ビジネスパラダイムの革新に向けて、私たちにできること
ここまで5編にわたり、『GROW THE PIE』をお読みいただいた山口周氏のインタビューを掲載しました。ビジネスのあり方を考察し続けてきた山口さんとの対話は、日本企業の現在地をクリティカルに見つめ直す機会になり、GROW THE PIEの実践に向けて様々な気づきがありました。 最後に、編集後記として、インタビューの感想を交えながら、ビジネスパラダイムの革新に向けて私たちにできることは何か、現在の想いを共有したいと思います。 Index - 一人ひとりが自らの感性を解き放つことから… - 概念矛盾を乗り越える、対話のエコシステムを創造する - バウンダリーを越えて、パイを広げる
2024.07.10GROW THE PIEの探究
パイの拡大を導く、リーダーの思考様式と在り方とは(ビジネスパラダイムの再考 vol.5)
アレックス・エドマンズ氏の『GROW THE PIE』を読まれた独立研究家の山口周氏に、書籍の感想とともに、これからのビジネスパラダイムについてインタビューを行しました。(山口周氏 Interview Series) 本記事は、そのVol. 5となります。 今回は、パイの拡大や持続可能な社会の実現に向けて、企業リーダーにとって大切となる思考様式や在り方について語っていただきます。 Index - システム思考が、全体のパイを広げていく - 日本に覆われている、空間軸と時間軸の透明なカーテン - 次世代へと社会をつなぐ“人間”で在ること 聞き手:ヒューマンバリュー 霜山、菊地、内山 話し手:山口 周氏