私自身、職場の活性化に向けて様々なやり方で支援を行ってきたが、いずれの取り組みもその原点には必ず人々の間の対話があり、そこから変化が生まれていったように思う。では変化を生む対話とはどんなものか。通常のコミュニケーションと何が違うのだろうか。本コラムの最終回では、活性化の基軸となる対話への理解を深め、職場で実践していくための姿勢やスタンスについて考えてみたい。
インサイトレポート
そのときどきのトピックについて、ヒューマンバリューのメンバーがまとめた雑誌掲載記事などの考察をご覧いただけます。
2016.10.20しんくみ連載
しんくみ連載コラム 第6回:対話から始める職場の活性化
2016.09.14しんくみ連載
しんくみ連載コラム 第5回:リッチピクチャーを描き、豊かな関係性を育む
近年ビッグデータがビジネスの世界で話題になることが多いが、組織活性化の領域でもその可能性が模索され始めている。たとえば日立製作所が開発したウエアラブル・センサーを、コールセンターに勤務するオペレーターに装着してもらい、業務の生産性を左右する要因を調べたところ、休憩中の従業員同士の雑談が活発な日は、全体の幸福度が高く、受注率も高かったそうだ。また、休憩中に雑談が弾む要因は監督者の声かけにあることも判明し、監督者の声かけを支援するアプリケーションを提供したところ、受注率が継続的に20%以上向上したという結果が紹介されている(*1)。 監督者と業務中に適切なコミュニケーションを取ることが、休憩中に雑談が弾む職場づくりに寄与し、それが従業員の幸福度を高め、受注率を高めるという構図が、大量の人間行動データの分析から可視化されたといえる。
2016.08.05しんくみ連載
しんくみ連載コラム 第4回:日々の会話を通してグロース・マインドセットを育む
あなたの職場で働く人々は、今の仕事を通じて、成長できていると実感しているだろうか? また、仕事の中で、日々得られる学びや気づき、発見を楽しんでいるだろうか? 私が所属するヒューマンバリューが、今年の1月にビジネスパーソン1,000人に対して行った調査(*1)の中では、働く人々の「やる気」と、上記の質問との間に非常に高い相関があることがわかった。つまり、人々が仕事を通じて学ぶことができたり、成長を実感できているような職場では、みなのやる気も高く、いきいきと働くことができるといえるだろう。 *1:「パフォーマンス・マネジメントに関わる日本企業実態・アンケート調査レポート」
2016.07.07しんくみ連載
しんくみ連載コラム 第3回:ポジティブ・アプローチが職場に活力を生み出す
職場を活性化させようと考えたとき、どんなアプローチから始めていけばよいだろうか?
2016.06.06しんくみ連載
しんくみ連載コラム 第2回:働く意味を育てて、働きがいのある職場を築く
2016.04.21しんくみ連載
しんくみ連載コラム 第1回:職場に「成功の循環」を育む
「みんながもっといきいきと働ける職場をつくりたいんです...」そんな声を聞くことが、近年これまで以上に増えている。この連載では、チームや組織づくりに悩みを抱えたり、課題意識のある人に向けて、職場を活性化するためのよりどころとなる考え方や例、ツールなどを紹介しながら、職場づくりへのヒントを得ることに貢献していきたい。
2012.07.20しんくみ連載