2011年 会社員1000人の働く意味調査
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2011年 会社員1000人の働く意味調査
会社員1000人のうち何人の人が「働きがい」を感じているのでしょうか?—-4割が働きがいを感じている
働きがいを高める取り組みの一環として、個人がどういった想い方や考え方、仕事に対する意識をもつことで働きがいが高まるのかという切り口で、2010年12月末に会社員1000人に対する働く意味についての調査を行いました。
今回の調査では、働きがいを感じている人は432人、全体の4割でした。
働きがいに影響する要因は何でしょうか?—-働きがいにもっとも影響が強いのは、「今現在の仕事に使命感や働く意味を感じている」
今回、働きがいに影響する要因として、「満足度」「誇り」 「主体性」 「成長実感」「仕事と人生の一致」などについても調査しましたが、もっとも影響が強いのは「今現在の仕事に使命感や働く意味を感じている(働く意味)」であることがわかりました。
働く意味や使命感は働きながら高まっていく
使命感や働く意味を最初から感じている人もいます。働きがいを感じている人のうち2.5割(24.5%)は「最初から感じていた使命感や働く意味が変わらずに今もある」と答えていました。
その一方で、4割(39.6%)の人が「使命感や働く意味は働きながら強まってきた」と感じています。
つまり、仕事を通じて「使命感や働く意味」を高めていけるようにすることが重要であることがわかります。
働きがい向上の切り口から「人と組織づくり」に取り組む企業が増えています
取り組みテーマ例:
・働く意味を探求することで、キャリア開発を行う
・組織のリーダーの働きがいを高めることで、リーダーシップを向上させる
・ミドルのモチベーションや働きがいを高める
・社員全体の働きがいを高めることで、組織活性化を図る
・多様な社員の相互理解を促進し、互いを尊重し、協力し合う文化をつくる
働く意味を高め、働きがいをもって仕事に取り組むための支援のポイント
ヒューマンバリューでは、働きがいの向上に取り組んできましたが、今回の調査結果をふまえて、上記のテーマに取り組む際には、次の3つがポイントであると考えています。
・自分なりの働く意味を探求し、育てていく
・目の前の仕事の一つひとつと自分なりの働く意味を結びつける
・周囲との相互作用によって、働く意味や仕事の捉え方の枠組みを変えていく